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高橋英輝、優勝でも天仰ぎ「力不足」と反省 全日本競歩能美大会

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男子20キロ競歩、コースを周回する高橋英輝(手前)と川野将虎=石川県能美市で2021年3月21日、久保玲撮影 拡大
男子20キロ競歩、コースを周回する高橋英輝(手前)と川野将虎=石川県能美市で2021年3月21日、久保玲撮影

 陸上の全日本競歩能美大会は21日、石川県能美市の日本陸連公認コースで行われ、20キロの男子は東京オリンピック代表の高橋英輝(富士通)が1時間20分19秒で初優勝した。同50キロ代表の川野将虎(東洋大)が1時間21分1秒で2位となった。

 フィニッシュした高橋は悔しそうに天を仰いだ。大差で初優勝を飾ったものの、思い描いたレース運びができなかったからだ。街路樹がしなるほどの突風が吹く悪条件もあり、2015年大会で鈴木雄介(富士通)がマークした世界記録(1時間16分36秒)から4分近く遅れた。

 悔やんだのは、6キロ付近。一騎打ちとなった川野の不意を突くペースアップに反応できず引き離された。8キロ付近で川野を捉えて地力の違いを見せたが、レース後、「技術、体力とも実力のなさを感じた。世界では(相手の揺さぶりに)パッと反応できるかが大事」と嘆いた。

 28歳の高橋は19年まで日本選手権を5連覇した実力者。終盤に切れ味鋭いスパートで集団から飛び出す展開を得意とするが、自らレースを引っ張るのは苦手だった。今大会は主導権を握り続ける、新たな「勝ちパターン」を試す絶好の機会のはずだったが、レース展開に課題が残った。

 それでも、川野が脱落した13キロ以降はタイムこそ落ちたが、単独で歩き抜いた。「先頭だと(歩型の違反がないか)審判に多く見られ、心理的にも気になる。トライできたのは良かった」。目標とする東京五輪でのメダル獲得に向け、また一つ確かな経験を重ねた。【石川裕士】

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