「選べる」未来目指して 夫婦別姓でトークイベント 起業家や法律家、経験語る /沖縄

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トークイベントで選択的夫婦別姓について議論する、お笑い芸人のせやろがいおじさん(手前)と出演者=20日、那覇市久茂地のブックカフェ&ホール「ゆかるひ」 拡大
トークイベントで選択的夫婦別姓について議論する、お笑い芸人のせやろがいおじさん(手前)と出演者=20日、那覇市久茂地のブックカフェ&ホール「ゆかるひ」

 選択的夫婦別姓について考えるトークイベント「SDGsってナニ? ジェンダー平等ってなんですか~?」(主催・選択的夫婦別姓・陳情アクション沖縄、琉球新報社)が20日、那覇市のbook&cafeゆかるひで開かれた。選択的夫婦別姓を望む当事者や起業家、法律家らが登壇し、「選べる」未来へ経験や課題を語り合った。芸人の「せやろがいおじさん」こと榎森耕助さんが司会を務めた。一般にはライブ動画を配信した。

 基調講演で沖縄キリスト教学院大の新垣誠教授は、選択的夫婦別姓に関する昨年度の県の調査で、県民の5割以上、女性は7割近くが賛成だったと説明し「自由に選べるようにしよう」と呼び掛けた。

 続くパネルディスカッションで、全国陳情アクションの井田奈穂事務局長は、結婚・離婚・再婚する中で子どもと自分の姓に悩み、煩雑な手続きを経た経験を語り「最初の結婚で改姓せずに済めばこの苦労はなかった」と振り返った。

 コズミックコンサルティングの波上こずみ代表は「新姓と旧姓で同一人物と認識されず、電話を取り次いでもらえないこともあった。この苦労は男性上司に理解してもらえない」と女性の不便を語った。

 長男として仏壇を継ぎ、陳情アクション沖縄で活動する眞榮里良人さんは地域の議員に説明した際「別姓だと離婚しやすくなるのではないかと話した議員がいた。そのような気持ちになるのだと驚いた」と話した。

 沖縄弁護士会の西端裕子さんはよくある疑問として「結婚で名字が変わっても相続権は失われない」と説明。多くの離婚相談を受けてきた同会の林千賀子さんは「同姓で絆が生まれる」との意見に「同姓でも別れる夫婦は別れる」と断言した。せやろがいおじさんは「変わることへの漠然とした不安が変化を妨げるのかもしれない」とした。

 録画動画はQRコードから。(琉球新報)

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