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第103回全国高校野球選手権

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作家 早見和真さん(43) 地に足つけたプレーを /愛媛

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作家の早見和真さん=新潮社提供 拡大
作家の早見和真さん=新潮社提供

早見和真(はやみ・かずまさ)さん

 甲子園出場、おめでとうございます。学校の歴史で二度と味わえない「初出場」。そんな貴重な機会を得た、聖カタリナ学園に関わっている先生や生徒の皆さんは目いっぱいお祭り騒ぎをしてほしいと思います。

 僕にとって甲子園とは「憧れ」そのものです。物心ついた時から野球に関わり、高校では桐蔭学園(神奈川)でプレー。2、3年の春には甲子園に出場しました。ですが、僕は補欠。未だに監督から甲子園の背番号を渡される夢を見ます。それほどに僕にとって甲子園は強い思い入れがあります。

 カタリナは昨年夏の私学交流戦で見ました。その時に投げていたのが恐らく桜井頼之介投手。コントロールが良くて、ビシビシと決まっており「超いい投手だな」と思ったのを覚えています。

 球児の皆さん、人生に一度あるかないかの大舞台で、社会は「コロナ禍の甲子園」と勝手に背負わせるものが多々あります。ですが、皆さんにとっては関係ない。気にしなくていいです。そんなものを自分たちで勝手に落とし込んでしまうと、ふわふわしたまま夢の舞台が終わってしまいます。そうではなく、地に足をつけて、プレーしてもらえればなと。人生においてそうはない場所に立つんだというのを認識した上で挑んでほしいなと思います。


 ■プロフィル

早見和真(はやみ・かずまさ)さん

 2016年から松山市在住。ミステリー小説「イノセント・デイズ」で日本推理作家協会賞。「ザ・ロイヤルファミリー」でJRA賞馬事文化賞と山本周五郎賞。コロナ禍で「甲子園」を失った2強豪校の球児たちのひと夏を追いかけた、自身初のノンフィクション「あの夏の正解」(新潮社)を3月17日に発売した。

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