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わくわく山歩き 焼山 日本海の近くで嶽参り

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背景にそびえるのが焼山。笑顔で滑走の一コマ=筆者撮影
背景にそびえるのが焼山。笑顔で滑走の一コマ=筆者撮影

 かつて、ノルウェー中部のフィヨルドに浮かぶ小さな島を訪ねたことがあった。ルドーイヤ島という。トロゥという名の港があり、住民はたった13人。この小島には紀元前3000~2000年に彫られたスキーヤーの岩絵が残っている。港で船を下りたあと、ハイキングをして岩絵にたどり着く。ノルウェーには紀元前のスキーヤーの岩絵がほかに二つある。ユーラシア大陸や北米大陸のほかの国々にもある。そんなふうに、スキーは太古の昔から人間の生活の道具として存在したのだ。それがやがて登山に用いられるようになっても、不思議ではない。新雪をラッセルするにも、わかんじきやスノーシューよりも効率がよく、滑って下りることができるとなると、行動範囲はぐっと広がるからだ。

 スキーを使った登山のことを、山スキー、ツアースキー、バックカントリースキーなどと呼ぶ。真冬のパウダースノーも楽しいが、春の季節はことさら気持ちよい。日が伸びて暖かくなり、ザラメ雪にスキーがよく走るからだ。

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