ルネサス火災 供給不足の「半導体」工場 自動車生産へ影響必至

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火災が起きたルネサスエレクトロニクスの那珂工場=茨城県ひたちなか市で(同社提供)
火災が起きたルネサスエレクトロニクスの那珂工場=茨城県ひたちなか市で(同社提供)

 半導体大手のルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で19日発生した火災により、生産再開には早くても1カ月程度かかる見通しとなった。同工場で作られる製品の大半は世界的に不足する自動車向けの半導体で、自動車生産にも影響が出るのは避けられない見通しだ。

 火災は同工場の生産ラインが入る棟の1階で19日午前2時47分に発生し、約5時間半後に鎮火した。配線装置に過電流が発生して出火したとみられ、半導体を製造する際に不純物を入れないようにするクリーンルームの一部が焼け、半導体製造装置11台が被害を受けた。21日に記者会見した柴田英利社長は「1カ月以内での生産再開にたどりつけるよう尽力する」と述べたが、再開には代替設備の調達や施設の補修・洗浄が必要なため、遅れる可能性もある。那珂工場は2011年の東日本大震災でもクリーンルームや生産装置が被害を受け、約3カ月間、操業を停止していた。

 ルネサスは、…

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