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第94回センバツ高校野球

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第93回選抜高校野球 監督対談 智弁学園と大阪桐蔭、きょう初戦 意気込み語る /奈良

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智弁学園・小坂将商監督=奈良県五條市の智弁学園で、林みづき撮影 拡大
智弁学園・小坂将商監督=奈良県五條市の智弁学園で、林みづき撮影

 <センバツ2021>

 智弁学園は第93回選抜高校野球大会第4日の23日、第2試合(午前11時40分開始予定)で昨秋の近畿地区大会決勝で戦った大阪桐蔭(大阪)と再び対戦する。智弁学園の小坂将商監督(43)と大阪桐蔭の西谷浩一監督(51)に相手チームの印象や初戦への意気込みを聞いた。【林みづき、荻野公一】

点数関係なく全力で 智弁学園・小坂将商監督/思い2年分、暴れたい 大阪桐蔭・西谷浩一監督

 ――相手チームの印象は

大阪桐蔭の西谷浩一監督=荻野公一撮影 拡大
大阪桐蔭の西谷浩一監督=荻野公一撮影

 小坂監督 試合運びが上手。投手陣は1年生の秋からたくさん公式戦に出場し、経験を積んでいる。全国どのチームも「倒したい」と思うような、レベルの高いチーム。

 西谷監督 しぶといイメージ。下級生の時から試合に出ている経験豊かな選手が多く、勢いを付けてもらいたくない。昨秋(の近畿地区大会)は完全に力負けだった。

 ――理想の試合展開は

 小坂監督 点を取ろうが取られようが、一生懸命やるだけ。甲子園での勝ち方を知っているチームで、こちらのことも研究を重ねているはず。へばりついてでも戦っていきたい。

 西谷監督 粘り抜いて最後は1点でも勝りたい。昨秋の近畿地区大会はバッテリーを含め守り切れず、打つ方もあと1本が出なかった。粘り強い守りと攻めをしたい。

 ――相手チームで注目する選手は

 小坂監督 3番の宮下隼輔選手と4番の池田陵真選手。2人ともトップクラスの右強打者で打順が回ってくる前に走者をためず、得点につなげさせないことが課題になる。

 西谷監督 いい選手がたくさんいるので一人一人マークしていきたい。中でもピッチャーが一つのポイント。西村王雅投手、小畠一心投手の二人をしっかり攻略したい。

 ――自チームで勝負の鍵を握る選手は

 小坂監督 三垣飛馬選手や植垣洸選手が下位打線を勢い付け、上位につなげることが重要。前川右京選手が打つと、チーム全体が活気付き得点にもつながるので期待したい。

 西谷監督 全員の連なりを大事にしているが、キャプテンがチームをまとめて引っ張っているので、池田陵真主将がしっかりやってくれれば、チームに勢いが付く。

 ――初戦への意気込みをお願いします

 小坂監督 しっかり準備して臨み、良い守備から攻撃のリズムを作る意識を持って流れを引き寄せたい。全力で戦うだけです。

 西谷監督 コロナ禍の中での大会で、昨年は大会がなく苦しんだOBたちの思いを引き継ぎ、2年分の思いを持って暴れたい。

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