公示地価6年ぶり下落 観光地や繁華街コロナ影響で

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公示地価が全国の商業地で最高価格になった山野楽器銀座本店=東京都中央区で2021年3月20日、滝川大貴撮影
公示地価が全国の商業地で最高価格になった山野楽器銀座本店=東京都中央区で2021年3月20日、滝川大貴撮影

 国土交通省が23日発表した公示地価は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で昨年までの上昇基調が一転し、6年ぶりの下落となった。外出自粛や渡航制限で観光地や繁華街での下落が際立った。

 3月下旬の週末、大阪を代表する観光スポットの道頓堀。マスク姿の買い物客らでにぎわう一方で、通りにはシャッターを閉めたままの店舗も目立つ。商業地で下落幅が全国最大となった「大阪市中央区道頓堀1」は、老舗フグ料理店「づぼらや」が営業していた場所だ。大きなフグちょうちんが道頓堀のシンボルとして親しまれ新型コロナの感染拡大前は訪日客でにぎわっていたが、昨年9月に閉店。建物には不動産会社による「管理物件」の掲示が張られていた。

 新型コロナは、訪日客の恩恵を受けてきた大阪の観光地を直撃した。全国の商業地の下落率上位10地点のうち、8地点が道頓堀など繁華街・ミナミの周辺だ。下落幅もマイナス14~28%と大きい。訪日客の増加でドラッグストアなどの新規出店が相次いだ道頓堀近くの黒門市場も客足が激減。鮮魚店を営む男性店主(66)は「訪日客目当てに出店したドラッグストアや飲食店はほとんどが撤退したり、閉店したりした。コロナ前の人出…

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