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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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「3本指」掲げたミャンマー国連大使「日本は軍との関係断絶を」

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オンラインでインタビューに応じるミャンマーのチョーモートゥン国連大使=ニューヨークで2021年3月22日
オンラインでインタビューに応じるミャンマーのチョーモートゥン国連大使=ニューヨークで2021年3月22日

 ミャンマー国軍によるクーデターについて、国連総会で公然と非難した同国のチョーモートゥン国連大使が22日、毎日新聞の単独インタビューに応じた。チョーモートゥン氏は、制裁がクーデター終結に有効だとの考えを示した上で「日本は軍とつながりがある全てのビジネス、金融の関係を今すぐに断ってほしい」と訴え、軍関連の企業などに経済制裁を実施するよう日本政府に求めた。(記事後半にチョーモートゥン氏への一問一答を掲載しています)

 チョーモートゥン氏は2月26日の国連総会で国軍を非難し、反独裁の象徴である「3本指」を掲げて注目を集めた。2月1日のクーデター以降、国連大使として「何ができるか」を自問していたといい、「国連総会の機会を使い、特に命をかけて抗議する若者のために、最大限の良い影響を与えようと考えた」と語った。母国に暮らす両親が心配だったが、演説後に「誇りに思う」と言われたという。

 国軍側は「国を裏切った」として、演説後に大使解任を発表。ティンマウンナイン次席大使を臨時の代理大使に任命したが、同氏はそれを拒んで辞任した。チョーモートゥン氏は現在も国連大使にとどまっており、国軍側は反逆罪で訴追した。国軍側は外国のミャンマー大使館に通知を出し、同氏と「一切関わるな」と指示しているという。

 国軍側による訴追について、チョーモートゥン氏は「感謝している」と表現した。「ミャンマーには独裁的な軍と罪なき市民という対立がある。軍が私を訴追したということは、私が軍側ではなく、市民の側にいることを証明してくれたようなものだ。誇りに思っている」と語った。

 国連安全保障理事会は3月10日、弾圧を非難する議長声明を発表したが、制裁発動には言及していない。欧米などが個別に制裁を科す中、チョーモートゥン氏は「国際社会が協調して強硬な制裁を科せば、クーデター終結の大きな助けになる」と述べ、安保理が制裁発動に踏み切るよう求めた。そのうえで「武器禁輸など(国軍を追い詰める)全ての措置をとってほしい。人々に残された時間はない…

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