レトロでかわいい「王様クレイヨン」復刻 往年のファン注目

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復刻した「王様クレイヨン」=群馬県桐生市広沢町で2020年3月8日午後3時34分、大澤孝二撮影 拡大
復刻した「王様クレイヨン」=群馬県桐生市広沢町で2020年3月8日午後3時34分、大澤孝二撮影

 レトロでかわいらしいデザインの箱が特徴の「王様クレイヨン」を平成初期まで製造していた群馬県桐生市の「王様クレイヨン商会」が2020年夏に商品を復刻させ、往年のファンから注目を集めている。「子供の頃、使っていました」。そう語る人からの問い合わせが後を絶たないという。

復刻版の「王様クレイヨン」をPRする荻野光一社長=群馬県桐生市広沢町で2020年3月8日午後3時33分、大澤孝二撮影 拡大
復刻版の「王様クレイヨン」をPRする荻野光一社長=群馬県桐生市広沢町で2020年3月8日午後3時33分、大澤孝二撮影

 王様クレイヨンは大正中期に製造が始まり、全国で人気を博したが、少子化や彩色ツールの多様化により苦境に陥った。平成初期の1990年代には自社ブランドの製造・販売を断念。現在はOEM(相手先ブランドによる受託生産)のクレヨンのほか、建設補修材を製造している。

 同社の荻野光一社長(56)は父浩さん(故人)から98年に家業を受け継いだ。

 王様クレイヨンは箱や包装にかかる経費がかさむため、一度は復刻を諦めかけた。しかし、ファンの声に押された荻野社長は関係先に相談し、クラウドファンディングによる資金調達を決意。結果的に130万円が集まり、レトロな箱に入った20色のクレヨン(税抜き3000円)1200セットの製造にこぎつけた。

桐生市に500セット寄贈

 今年で桐生市が市制施行100周年を迎えたことを記念し、荻野社長は地元で今年生まれた新生児に使ってほしいと、同市に500セットを寄贈した。「桐生の将来を担う子どもたちにクレヨンを使ってもらい、地域活性化に貢献してもらえたら」と笑顔で話す。問い合わせは王様クレイヨン商会(0277・54・9468)。【大澤孝二】

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