「後払い現金化」一斉提訴の動き 利用者ら「実態はヤミ金」

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業者を提訴した後、記者会見する利用者の男性=大阪市内で2021年3月17日午後2時37分、藤河匠撮影
業者を提訴した後、記者会見する利用者の男性=大阪市内で2021年3月17日午後2時37分、藤河匠撮影

 ほとんど価値のない商品を代金後払いで販売するように装い、一部をキャッシュバック名目で融資する商法が横行している。「後払い・ツケ払い現金化」などと呼ばれ、違法な高金利での貸し付けにあたる疑いがある。利用者らが一斉に提訴する動きも出てきた。

 「最短15分」「今すぐ現金が必要なあなたに」。インターネット上には、そんな言葉が並ぶ。元手はいらず、商品の宣伝報酬などの名目で数万円を即座に振り込むという触れ込みだ。

 大阪府内の利用者5人は3月17日、「実態はヤミ金融で取引は無効だ」として業者側に計約113万円の賠償を求める訴えを大阪簡裁などに起こした。

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