- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

借金を返さないなどの理由で、相手の個人情報を詳細に書き込むウェブサイトが横行している。被害を告発するという建前だが、真偽は不明で、さらされた個人情報は半永久的にインターネット空間に残り続ける。大阪市内で2020年12月、母親とともに餓死しているのが見つかった女性も、こうしたサイトの標的になった。多重債務者らを追いつめる告発サイトの「闇」とは。
「借りパク」「詐欺師」「一発トビ」――。あるサイトには、個人の名前や住所、電話番号などとともに、そんな言葉が並ぶ。借りパクは借金を返さないこと。一発トビは一度も返済せずに行方をくらませることを意味する隠語だ。借金トラブルのほか、投資詐欺や性犯罪などを告発する投稿が、一時は数千件に上った。「クズ」「犯罪者」などと個人を中傷する内容も多い。
サイトの案内には「プライバシー完全保護の海外サーバで運営」「どな…
この記事は有料記事です。
残り1159文字(全文1535文字)