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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会(2022年)の特集サイトです。

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小園に「力出し切れ」市和歌山・松川虎生主将 選抜高校野球

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【県岐阜商-市和歌山】三回表県岐阜商2死二、三塁、山本を三振に打ち取り雄たけびを上げる市和歌山の小園=阪神甲子園球場で2021年3月23日、久保玲撮影 拡大
【県岐阜商-市和歌山】三回表県岐阜商2死二、三塁、山本を三振に打ち取り雄たけびを上げる市和歌山の小園=阪神甲子園球場で2021年3月23日、久保玲撮影

 第93回選抜高校野球大会は第4日の23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われた。市和歌山は県岐阜商に1-0でサヨナラ勝ちした。

市和歌山・松川虎生主将

 (捕手として)ゼロに抑えることを目指してきた。(小園健太投手が)緊張していて一回はいきなり球が浮いていたが、後半になるにつれて変化球の精度が上がってきた。

 打者を見ながらスライダーを少し多くした。(ボールを)追いかける打者が多かったので、健太と話しながら配球を考えた。二回の(1死二塁の)ピンチでは、初球で簡単にヒットを打たれるわけじゃないと思っていたので、「初球を大事に、お前の力をしっかり出し切れ」と言った。

 三回1死二、三塁の場面はもう抑えるしかなかったので、見逃し三振を意図して狙いにいった。2つ目の三振は、打者を見ながら思い切って3球勝負で挑んだ。(小園投手は)ピンチになっても流れを相手に渡すことなく、自分のピッチングができるところが持ち味だと思う。

 健太は粘っていたが、八回(の2死満塁のチャンス)では全然力を発揮できなかった。九回にみんなが気持ちでつないだ中で、ここというときに亀井(新生)の一本が出たのかな。チーム一丸となってやれたんじゃないかなと思う。

半田真一監督「小園は雰囲気にのまれた」

 小園(健太投手)はそんなに四球を与える投手ではないが、今日は(与四球が多く)苦しい展開を自分で作ったのかな。一回を終えてベンチに帰って来た時に「すごい緊張しています」と話してた。初めての甲子園だし、甲子園練習も、開会式も経験しておらず、雰囲気にのまれた感じだった。それでもゼロに抑えてくれたので100点満点だ。

 (サヨナラ適時打の)亀井(新生選手)には「前の打者が決めてくれるとは思うな。必ずお前に回ってくるから。勝負強いから使っている。しっかりやって来い」と言った。昨秋は調子が上がらなかったものの、入学当初からいい場面で打っており、勝負強さを買っている。

 五回を越えたあたりから1点勝負というイメージがあった。八回2死満塁で点が取れず「どうなっていくんやろ。苦しいな」という思いがあり、延長戦も視野に入れていた。

 次の試合に向けては打撃の形を作り直そうかなと思っている。自分たちの力が発揮できるようにコンディションを整えていきたい。

全31試合を動画中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。

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