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障害児の学びの場 多様な選択肢確保を=田中理知(東京社会部)

教室が足りず、段ボールなどを使った手作りの仕切りで分けられた特別支援学校の教室=東京都内で2020年11月6日、喜屋武真之介撮影
教室が足りず、段ボールなどを使った手作りの仕切りで分けられた特別支援学校の教室=東京都内で2020年11月6日、喜屋武真之介撮影

 障害のある子どもたちが通う特別支援学校が今、在籍する児童・生徒数の増加で、教室不足と過密化に直面している。環境改善のため、国は「設置基準」などのルール作りや、学校施設の改修・増築への財政支援を進めているが、障害がある子もない子も共に学ぶ「インクルーシブ教育」を充実させるという視点も忘れてはいけないと思う。

 文部科学省によると、全国の公立の特別支援学校の教室不足数は2019年度で3162室に上る。どのような環境で学んでいるのか知りたくて、昨年11月、東京都内の特別支援学校を訪ねた。

特別支援学校は「質」求め過密化

 案内された教室に入って驚いた。本来一つの教室の真ん中が「壁」で二分され、それぞれの部屋は3メートルほどの幅しかない。机やイス、教材は所狭しと並んでいる。壁は教職員の手作りで、パーティション、プラスチック板、段ボールをつなぎ…

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