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検証・安倍政権

7年8カ月余りにわたった第2次安倍晋三政権が幕を閉じました。数々の疑惑、課題が残されたままです。

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河井元法相買収は「他山の石」? 二階氏発言、野党が厳しく批判

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自民党の二階俊博幹事長=川田雅浩撮影 拡大
自民党の二階俊博幹事長=川田雅浩撮影

 自民党の二階俊博幹事長が23日の記者会見で、元法相で衆院議員の河井克行被告(自民党を離党)が大規模買収事件で公職選挙法違反に問われていることに関し「他山の石」と発言し、野党から「ひとごとのようだ」などと批判が強まっている。

「自民ど真ん中の事件」「自山だ」

 二階氏は会見で克行議員の裁判について「どのように受け止めるか」と質問され、「議論の余地のないことだから、本人も大いに反省しているだろうが、党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と答えた。

東京地裁に入る河井克行被告=東京都千代田区で2021年3月23日午前9時21分(代表撮影) 拡大
東京地裁に入る河井克行被告=東京都千代田区で2021年3月23日午前9時21分(代表撮影)

 克行議員は23日の公判で、2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、妻の案里元参院議員の票の取りまとめを依頼する目的で、地方議員らに現金を渡したとの起訴内容の大半を認めた。克行議員は事件当時、自民党所属で、案里元議員は党公認の候補者だった。買収の原資だったかは不明だが、案里元議員側には党本部から1億5000万円の選挙資金が渡っていた。

 「他山の石」とは「他人のよくない言行でも、自分の知徳を磨くための参考にする」との意味だ。立憲民主党の枝野幸男代表は23日の党会合で、二階氏の発言について「日本語を理解していないのか、意味不明の発言だ。まさに自民党のど真ん中で起こった事件だ。党としてしっかりと対応しなかったことが、こうした状況を招いている」と強調。共産党の小池晃書記局長も会見で「ついに他人と自分の区別もつかなくなったのか。紛れもない『自山』だ。買収選挙が行われたことへの責任のかけらも感じていない態度で、二階氏の発言は厳しく批判されるべきだ」と指摘した。【宮原健太】

【検証・安倍政権】

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