SNSで女性研究者を中傷 呉座勇一助教を日文研が注意

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呉座勇一さん=栗原俊雄撮影 拡大
呉座勇一さん=栗原俊雄撮影

 国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)は24日、所属する教員がツイッターアカウントで他者を傷つける発言を繰り返していたとして、公式ホームページ(HP)で謝罪した。

 教員は歴史学者の呉座勇一助教(40)。呉座さんを巡っては、自らのツイッターで女性研究者を中傷する不適切な内容を投稿していたことが明らかとなり、今月20日には「一連の揶揄(やゆ)、誹謗(ひぼう)中傷について深く反省し、お詫(わ)び申し上げます」などと投稿していた。

 呉座さんは2022年放送予定のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当していたが、NHKは23日、本人の申し出により降板したことを明らかにしていた。

 日文研はHPで井上章一所長名のお知らせを掲載。呉座さんが「私的に利用していたツイッターアカウントにおきまして、他者を傷つけ、研究者として到底容認されない発言を繰り返していたことが判明しました」とし、「本センターは、それらが個人の表現の自由を逸脱した良識を欠く行為であると考えています」「ツイッター上の発言を目にして不快な思いを抱かれた方々、また直接に迷惑をこうむられた関係者の皆さまには、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。呉座さんには所長、副所長が厳重な注意を行い、誠実に謝罪するよう厳しく指導したという。また「引き続き経緯を精査し規則等に照らし適切な対処を行います」としている。

 呉座さんは気鋭の歴史学者として知られ、16年に刊行した著書「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」はベストセラーとなった。【花澤茂人】

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