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ワクチン争奪戦で出遅れる日本 EU頼みの供給 国産開発の壁

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ベルギーから到着し、全日空機から降ろされる新型コロナウイルスのワクチン=成田空港で2021年2月21日午前10時16分、中村宰和撮影
ベルギーから到着し、全日空機から降ろされる新型コロナウイルスのワクチン=成田空港で2021年2月21日午前10時16分、中村宰和撮影

 新型コロナウイルス感染症を巡る世界的なワクチンの争奪戦の影響で、日本の接種の出遅れが目立っている。国内での開発が追いつかず、頼みの綱である海外からのワクチン調達は欧州連合(EU)による輸出規制の導入で供給が不安定となったためだ。今後に備え、政府・与党内には国内体制の立て直しを模索する動きもある。

想定外の輸出規制、国の後押しなき開発

 「(ワクチンの)数に限りがある。公平性の観点から先着順という形をとった」。東京都八王子市の石森孝志市長は18日の記者会見で、4月12日に始める高齢者向け接種について、苦渋の表情で理解を求めた。

 全国の自治体は今、供給量の想定外の少なさに振り回されている。東京都は、国からの第1陣をまず、高齢者の多い世田谷区と八王子市に配布。同市では65歳以上の約16万人への初回はわずか1950回分で、市の担当者は「非常に悩んだ」と吐露する。高齢者施設から接種を始める案もあったが、市民以外も利用しているため、先着順とした。

 国産ワクチンの開発は…

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