特集

愛知知事リコール

愛知県知事の解職請求(リコール)を目指した運動。提出された署名の約8割で無効とみられる不正も判明しました。

特集一覧

高須氏「当局の調べはうれしい」 知事リコール不正で事務所捜索

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
「愛知100万人リコールの会」事務局の元事務所から押収物を運び出す愛知県警の捜査員ら=名古屋市東区で2021年3月24日午後4時55分、兵藤公治撮影
「愛知100万人リコールの会」事務局の元事務所から押収物を運び出す愛知県警の捜査員ら=名古屋市東区で2021年3月24日午後4時55分、兵藤公治撮影

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、県警捜査2課は24日、署名活動団体「愛知100万人リコールの会」事務局が入っていた元事務所(名古屋市東区)を容疑者不詳のまま地方自治法違反(署名偽造)容疑で家宅捜索した。県警はすでに、事務局幹部が名古屋市の広告関連会社に署名代筆のアルバイト集めを依頼したとされる「発注書」を入手し、関係者への任意の事情聴取を重ねており、不正に関与した人物の特定を進めている。

 県警は24日午後2時ごろに元事務所へ入り、鑑識課員を含む捜査員8人が約3時間、現場検証を行った。捜査関係者によると、指紋を採取、証拠品を押収するなどした。県警は今年2月、同容疑で県内64自治体の選挙管理委員会に保管されていた約43万5000人分の署名簿を差し押さえ、分析を進めている。

 関係者によると、不正署名を巡っては、広告関連会社が下請け会社を通じて佐賀県でアルバイトを募集していた。広告関連会社の男性社長は、事務局幹部から「人をとにかく集めてほしい」との依頼を受け、2020年10月19日付で発注書を作成した。この発注書には「整理業務・スタッフ手配代行」として474万6500円と記載され、事務局幹部の直筆とみられる署名と押印があった。代筆のアルバイトは追加発注され、多くの自治体の署名締め切り日だった10月25日以降も続いたとみられる。

 これに対し、事務局関係者は偽造への関与について否定や沈黙を続ける。元県議の田中孝博事務局長は…

この記事は有料記事です。

残り730文字(全文1364文字)

あわせて読みたい

注目の特集