- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

柔道五輪金メダリストで「平成の三四郎」の異名を取った古賀稔彦(こが・としひこ)さんが24日、53歳で亡くなった。がんで闘病中だった。大けがを乗り越えて金メダルを獲得した1992年バルセロナ五輪男子71キロ級で金メダルを獲得したことから「もう一度、奇跡を起こして」と回復を祈っていた関係者に悲しみが広がった。
バルセロナ五輪での激闘は柔道界の語り草だ。古賀さんは現地入り後の練習で左ひざをひねった。同五輪で柔道日本男子監督だった上村春樹・講道館館長(70)によると、柔道着を着られず、全く畳に立てず、トレーニングもできず、ベッドで寝たきりで脚を冷やしていたという。出場が危ぶまれたが、試合までの約10日間、ほとんど絶食して約4キロ減量して計量をクリア。競技当日は、患部に痛み止めの注射を打ちながら出場し、決勝…
この記事は有料記事です。
残り612文字(全文966文字)