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第103回全国高校野球選手権

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東海大菅生・鈴木悠平 切り札狙い、大会初アーチ 選抜高校野球

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【聖カタリナ学園-東海大菅生】二回裏東海大菅生無死、鈴木悠が今大会第1号の左翼線本塁打を放つ=阪神甲子園球場で2021年3月24日、吉田航太撮影 拡大
【聖カタリナ学園-東海大菅生】二回裏東海大菅生無死、鈴木悠が今大会第1号の左翼線本塁打を放つ=阪神甲子園球場で2021年3月24日、吉田航太撮影

 第93回選抜高校野球大会は第5日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、6年ぶり4回目出場の東海大菅生(東京)が春夏通じて初出場の聖カタリナ学園(愛媛)を4―3で破り、第8日(27日)の2回戦に進んだ。東海大菅生はセンバツ初勝利。

 開幕から13試合目での大会第1号は、公式戦初打席の2年生から飛び出した。「他の選手とも話して1号にこだわっていた。夢のよう」と会心の一打を振り返った東海大菅生の6番・鈴木悠。迷いのないフルスイングには、リスクを恐れずに仕掛けるチームの意思が込められていた。

 聖カタリナ学園のエース右腕・桜井を攻略するカギは、自信を持つスライダーへの対応にあった。東海大菅生の若林監督は「真っすぐ狙いで打てる球ではない。スライダーを打てれば投げる球がなくなる」と覚悟を決め、徹底したスライダー狙いを指示。桜井から奪った安打は6本だったが、二回に左翼ポール際へ運んだ鈴木悠、そして三回に左翼席へ本塁打を放った千田は、ともにスライダーを力強く振り抜いた。

 もちろん相手の切り札を捉えるだけの技術的な裏付けもあった。投球マシンを低めギリギリに設定し、ボール球を見極める練習を繰り返した。鋭いスライダーで夏の甲子園最多となる1試合22奪三振を記録した桐光学園(神奈川)の松井裕樹(現楽天)対策として、横浜(神奈川)が取り組んだ練習法を参考にしたという。若林監督は「甘い球を仕留められた」と選手をたたえた。

【聖カタリナ学園-東海大菅生】三回裏東海大菅生1死一塁、千田が左越え2点本塁打を放ち、喜ぶ=阪神甲子園球場で2021年3月24日、吉田航太撮影 拡大
【聖カタリナ学園-東海大菅生】三回裏東海大菅生1死一塁、千田が左越え2点本塁打を放ち、喜ぶ=阪神甲子園球場で2021年3月24日、吉田航太撮影

 センバツでは初勝利とはいえ、2017年夏の甲子園では4強入りの実績があり、チームに満足感はない。掲げる目標は「日本一」。打線の厚みを考えれば、決して大げさには聞こえない。【吉見裕都】

全31試合を動画中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。

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