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第94回センバツ高校野球

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勝利へ・2021センバツ鳥取城北

ミスなく、先制点奪取 冬の成果だせば可能性十分 あす東海大相模戦 /鳥取

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東海大相模先発の石川永稀投手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、藤井達也撮影 拡大
東海大相模先発の石川永稀投手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、藤井達也撮影

投打に隙なし、初戦2投手好投

 20日の1回戦でセンバツ初勝利を挙げた鳥取城北。26日の2回戦では、ベスト8をかけて東海大相模(神奈川)と対戦する。1回戦では延長十一回の末に東海大甲府(山梨)との「東海大対決」を3―1で制した優勝候補に対し、鳥取城北はどう戦えばよいのか。1回戦の戦いぶりなどから勝機を探った。

 東海大相模の昨秋のチーム打率は3割4分4厘。犠打などの小技を絡めた堅実な攻撃を仕掛ける一方で、昨秋の本塁打数は鳥取城北と同じ6本と一発の怖さもある。1回戦で2安打1打点と活躍した4番の柴田疾(はやて)選手(3年)は勝負強く、昨秋は打率4割7分1厘で15打点を挙げた。

 投手陣は大会直前に登録された右腕・石川永稀(えいき)投手(3年)が1回戦で好投。球威のある直球とフォークのコンビネーションで8回を失点1でしのいだ。プロ注目の左腕エース・石田隼都(はやと)投手(3年)も2番手で登板。「石田対策」を重ねてきた東海大甲府打線をものともせず、3回で7三振を奪った。

 投打に隙(すき)のない相手に鳥取城北が勝つには、何よりもエラーや暴投などのミスをしないことが大切だ。1回戦では守りのミスが失点につながっただけに、二の舞は避けたい。その上で、バッテリーは柴田選手の前に走者を出さないよう注意したい。

 打線は1回戦と同様に1、2番が出塁して主軸で還すパターンで、まずは先制点を奪って主導権を握りたい。昨秋の中国大会以降に意識してきた「1試合でタイプの違う全国レベルの2投手をどちらも打つ」ことが達成できれば、「金星」をつかめるはずだ。【野原寛史】


東海大相模

 「望星学塾」を礎とする東海大学付属高校の一つ。柔道部やラグビー部など、全国レベルの運動部が多い。野球部は1963年の学校創立と同時に創部。甲子園には春夏通算で22回出場し、2011年春、15年夏など4度の全国制覇を誇る。巨人の菅野智之ら、プロ野球選手も多数輩出している。今年のチームは「アグレッシブベースボール」を掲げ、切れ目のない打線や積極的な走塁が持ち味だ。

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