岩手のプレハブ仮設、全入居者が退去 震災10年 宮城に続き
毎日新聞
2021/3/25 19:37(最終更新 3/25 19:37)
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岩手県内に建設された東日本大震災の被災者向けプレハブ仮設住宅最後の入居者が25日、同県陸前高田市の「滝の里仮設団地」を退去した。震災から10年が過ぎ、ようやくプレハブでの仮住まいを終えた。
県によると、プレハブ仮設は県内に約1万4000戸建設され、ピーク時の2011年10月には3万1728人が暮らした。宮城県では20年4月に全員退去し、福島県では今年2月末現在で5人が入居している。
県内最後の入居者だった陸前高田市のパート従業員、村上サルバションさん(49)は25日朝、高校2年の長男(17)を見送った後、ボランティアらの手を借りて荷物を運び出した。約20年前に来日し、結婚。長男を授かり幸せだった生活は震災で暗転した。自宅を津波に流され、避難生活や転職で心労が重なった夫は、4年前に脳梗塞(こうそく)のため55歳の若さで亡くなった。
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