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リバウンド予兆、地方「第4波」 宮城・山形・沖縄…感染深刻化

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東北最大の繁華街である仙台市・国分町。新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、人出は減っている=仙台市青葉区で2021年3月25日午後5時47分、藤田花撮影
東北最大の繁華街である仙台市・国分町。新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、人出は減っている=仙台市青葉区で2021年3月25日午後5時47分、藤田花撮影

 新型コロナウイルスの感染者数が再び増加傾向となり、「リバウンド」の兆しが見えている。人口の密集する東京や大阪だけでなく、地方でも感染者数の急増が目立つ。感染力が強まっているとされる変異株の確認も相次ぎ、専門家は「第4波」につながらないか、警戒している。

「医療逼迫どころか、崩壊する」

 「東京では連日、前週を上回る感染者が出ている。このままではリバウンド(再拡大)の強い懸念がある」。日本医師会の中川俊男会長は24日の記者会見で、直近の感染状況に危機感を示した。

 24日に今月最多となる420人の感染が確認された東京都。直近1週間の平均感染者数は、3月21日に約1カ月ぶりに300人を超えた。関西も新規感染者は増加傾向で、大阪府では24日、262人が確認された。200人を超えたのは2月5日以来だ。25日も266人でさらに増えた。

 地方はより深刻化している。

 「感染に歯止めがかからない場合は宣言や、まん延防止等重点措置をお願いせざるを得ない」。宮城県で過去最多の171人の感染を確認した24日、仙台市の郡和子市長は危機感をあらわにした。

 この日、仙台市の感染者は131人と県全体の8割近くを占めた。131人のうち、20代と30代が4割を超えた一方、60代以上も2割近くにのぼった。また、感染経路不明者は102人で、市の担当者は「どこで感染したか分からない人が次々と出て、元を絶てない状態だ」と困惑する。

 宮城県は昨年末から2月上旬まで仙台市の飲食店に営業時間の短縮を要請し、2月前半は1日の感染者数が1桁の日が多かった。だが、同23日に外食需要喚起策「GoToイート」を再開すると増加傾向に変わった。村井嘉浩知事は「感染拡大と因果関係がないとは言えない」と3月15日に同事業の停止を決定。同18日には独自の緊急事態宣言も出したが、感染はさらに拡大している。

 24日現在の直近1週間の10万人当たりの感染者は全都道府県で最多となる33・3人を記録した。県は25日から仙台市内の飲食店に対し、再度の時短要請を始めた。

 繁華街・国分町で老舗のギョーザ店「おゆき」を営む加藤卓さん(40)は「(感染拡大で)人通りも減りシャッターを閉める店も目立ち始めた」と語る。3月は送別会シーズンだが売り上げは例年の半分以下だ。「対…

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