特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

マイナンバー4000件誤入力 厚労省、カードの保険証利用延期

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
マイナンバーカードのイメージ=総務省提供 拡大
マイナンバーカードのイメージ=総務省提供

 マイナンバー(個人番号)カードを健康保険証として利用できる新システムで公的医療保険の加入者約4000人分の個人番号が他人と取り違えるなど誤入力されていたことが分かった。患者が受診する際、他人の個人情報が医療機関の端末に表示されるおそれもあるという。他にも患者情報が確認できないトラブルが相次ぎ、厚生労働省は予定していた3月下旬の本格運用を遅ければ10月に延期する。

 政府はカードを普及させるため、保険証との一体化を計画。受診時の本人確認がカードで済むオンラインシステムを構築し、健康保険組合など保険者に加入者のデータをシステムに登録するよう求めていた。今月4日から一部医療機関と薬局で試験運用を始めた。

 しかし、今月22日時点で、健康保険組合などが加入者の個人番号を登録した際、他人と取り違えるなどの入力ミスが約4000件あった。関係者によると、昨年10月に入力が始まった当初はもっとミスがあり、その修正が間に合わなかった。今年10月以降の本格運用では医療機関の端末から患者の薬の処方歴が閲覧できるようにするが、個人番号を取り違えたままだと他人の情報が表示される可能性があるという。

 他にも、被保険者番号が正確に表示されないケースが約3000件、健康保険組合などが個人番号を登録していないケースが約180万件あるという。一連のデータの不備により、試験運用段階で本人確認ができないケースもあった。

 健康保険組合などがデータの修正作業を続けているが、厚労省は3月末からの全国的な運用開始を断念。今後、3カ月程度かけてシステムを改修し、誤りを自動的に見つける機能を加える。厚労省は遅くとも処方歴が閲覧可能になる10月までには本格運用を始めたい考えだ。【原田啓之】

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集