全力で生きた歩 歩んだ35年 難病抱え社会変える強さ、継ぐ母

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平本歩さん(手前)は全国を旅した。東京への日帰り旅行では、ヘルパーと水上バスにも乗った=2014年5月16日(平本美代子さん提供)
平本歩さん(手前)は全国を旅した。東京への日帰り旅行では、ヘルパーと水上バスにも乗った=2014年5月16日(平本美代子さん提供)

 人工呼吸器をつけて地元の小中高に通い、成人後は1人暮らしを実現した社会活動家、平本歩(あゆみ)さん(兵庫県尼崎市)が1月、35歳で亡くなった。強い意志で社会のさまざまな障壁を乗り越えていく生きざまは、多くの人たちの道しるべともなった。「歩の歩みを伝え、受け継いでいく」。母美代子さん(70)は遺影に誓う。

 歩さんが10年間、1人暮らしをしたマンションの一室。移動式ベッドが残されたまま。ベッドにはたくさんの花や写真が飾られている。不思議と涙は出ない。「懸命に生き抜いた歩を思うと、もっと前を向いて生きないと」。美代子さんがつぶやく。

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