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三甫の万葉集全巻奉納 横浜・伊勢山皇大神宮に 孤高の書家 紙の染色、装丁も自身で /神奈川

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高木三甫が書いた万葉集の全巻=ゴールデン文具提供
高木三甫が書いた万葉集の全巻=ゴールデン文具提供

 横浜で生涯活動し「孤高の書家」といわれた高木三甫(さんぽ)(1904~90年)が半世紀近く前に書写した万葉集全20巻が、横浜市西区の伊勢山皇大神宮に納められることになった。紙の染色や装丁も自身でやり遂げた偉業で、散逸を心配した親族が引き取り手を探していた。奉納前の4月に市内で開かれる遺墨展は「おそらく最後の一般公開」(関係者)という貴重な機会だ。【中田卓二】

 三甫(本名・勝郎)は横浜商業高校、早稲田大学(中退)を経て書の道に入った。漢字の吉田苞竹と松井如流、かなの鈴木梅渓に師事し、金箔(きんぱく)などを施す料紙の技術は縣(あがた)治朗から学んだ。縣はホテルオークラ東京(現The Okura Tokyo)の壁面画などで知られる。

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