法案ミス頻発 首相が再発防止指示 13府省庁で原因究明

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
閣議に臨む菅義偉首相(右から2人目)=首相官邸で2021年3月26日午前8時10分、竹内幹撮影 拡大
閣議に臨む菅義偉首相(右から2人目)=首相官邸で2021年3月26日午前8時10分、竹内幹撮影

 菅義偉首相は26日の閣僚懇談会で、今国会の政府提出法案で誤りが相次いでいる問題を受け、「原因究明と再発防止策の検討に政府一丸となって取り組んでほしい」と各閣僚に指示した。加藤勝信官房長官は同日の次官連絡会議で「極めて遺憾で、ゆゆしき事態だ」と強調。誤りが判明した13府省庁で原因を徹底究明するとともに、省庁横断のプロジェクトチーム(PT)を設けて再発防止策を検討するよう求めた。

 会議で加藤氏は「実際の法案の立案作業や文書審査業務を行う各府省庁の実務担当者など現場の視点も踏まえ、内閣法制局や国立印刷局などとも緊密に連携しながら、実効性ある再発防止策を議論することが重要だ」と指摘。複層的チェック体制の充実▽責任の明確化▽ノウハウの蓄積▽余裕を持ったスケジュール管理――などの従来の取り組みの確認・強化を指示。加えて、内閣法制局が開発した法令審査支援システムの活用状況を検証して「デジタル、ICT(情報通信技術)を積極的に活用し、業務フローそのものを見直す観点を含めて検討してほしい」と求めた。

 萩生田光一文部科学相は26日の記者会見で「国会提出後に誤りが発見され、誠に遺憾だ。全て読み合わせで確認するよう再発防止策を徹底する」と語った。梶山弘志経済産業相も会見で「誠に遺憾で改めて深くおわび申し上げる。首相からも原因究明するよう言われているので、しっかり対応していきたい」と述べた。【佐藤慶】

あわせて読みたい

注目の特集