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ICU受け入れ限界 1日の死者3000人超したブラジルの危機

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集中治療室で治療を受ける新型コロナウイルスの患者たち=ブラジル南東部リオデジャネイロ州のドゥケ・デ・カシアスで2021年3月24日、AP
集中治療室で治療を受ける新型コロナウイルスの患者たち=ブラジル南東部リオデジャネイロ州のドゥケ・デ・カシアスで2021年3月24日、AP

 新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るうブラジルで流行の第2波に歯止めがかからない。病院の集中治療室(ICU)の受け入れ態勢が限界を超えたことに起因した死者も相次ぎ、23日には1日の死者数が初めて3000人を超えた。世界保健機関(WHO)はこの日、ブラジルでの感染拡大が周辺国に波及していると警告も発した。

 「(空きがあれば)ICUに行く」「でも、どこにも空きがないの」「愛しているよ」――。南部ポルトアレグレ郊外に住むジウリア・マリアナさん(23)が2月下旬に母(42)から受け取った「遺言」だった。地元メディアによると、2月中旬に新型コロナに感染した母親は肺の機能が低下して入院。病状は悪化し、医師から人工呼吸器などを備えたICUへの移転が必要と診断されたが、ICUの空きができずに3月2日に息を引き取った。

 マリアナさんは、面会が禁止される中で母と交わしたスマートフォンでのやりとりをツイッターに投稿。「これは母からの最後の言葉。どうか、マスクを使い、必要な時以外は家にいてほしい」と書き添え、市民に注意を促した。自身の死を悟りつつ、娘への愛情に満ちた母親のメッセージは共感を呼び、投稿は1万回以上共有され、12万件以上の「いいね」がついた。

 マリアナさんは…

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