「ブラック校則」なくそう 文科相に1万8888人分の署名提出

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「服装の細かな違いを直すのではなく、多様な子どもたちの内面に寄り添っていくことが大切ではないか」と訴える西村祐二さん(中央)=東京都千代田区で2021年3月26日午後4時9分、大久保昂撮影 拡大
「服装の細かな違いを直すのではなく、多様な子どもたちの内面に寄り添っていくことが大切ではないか」と訴える西村祐二さん(中央)=東京都千代田区で2021年3月26日午後4時9分、大久保昂撮影

 行き過ぎた身だしなみ指導などを規定した「ブラック校則」をなくそうと、全国の教員や学者、弁護士らの有志が26日、インターネットで集めた1万8888人分の署名を萩生田光一文部科学相に提出した。

 署名は岐阜県の県立高校教員の西村祐二さん(41)が呼びかけ人となり、1月30日から専用サイトで集めた。文科省に対し、人権や健康を侵害する校則は廃止するよう通知する▽服装や身だしなみ指導の規定について全国調査を実施する▽各校の校則などをホームページで公表すべきだと表明する▽校則の原則を定めたガイドラインを示す――などを求めている。

 署名提出後に記者会見した西村さんによると、「コロナ禍」によって勤務校で私服登校を認めるようになったことが署名に取り組むきっかけになったという。「身だしなみ指導もやめたことで、教員も生徒も負担感がなくなった。校則の問題を改善するのは今しかない」と強調した。学校のルールが原因で5000人を超える小中学生や高校生が不登校になっている実態を指摘し、「服装などに細かく口出しをすることは、生徒と信頼関係を築く上で大きな障害となる。そうした指導ではなく、子どもの内面に寄り添うことが令和の時代には必要なのではないか」と訴えた。【大久保昂】

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