震災がれき中皮腫死訴訟 明石市職員の公務災害認める 神戸地裁

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島谷和則さんの遺影を手に、判決後の報告集会に臨む遺族=神戸市中央区橘通3の「あすてっぷKOBE」で2021年3月26日午後2時27分、中村清雅撮影
島谷和則さんの遺影を手に、判決後の報告集会に臨む遺族=神戸市中央区橘通3の「あすてっぷKOBE」で2021年3月26日午後2時27分、中村清雅撮影

 兵庫県明石市の男性職員が腹膜中皮腫で死亡したのは、阪神大震災でがれきの収集を担当し、アスベスト(石綿)を吸い込んだのが原因として、遺族が地方公務員災害補償基金を相手に、公務災害と認めなかった処分の取り消しを求めた訴訟の判決が26日、神戸地裁であった。泉薫裁判長は「業務と発症の間に相当な因果関係がある」として公務災害と認め、処分を取り消した。

 職員は2013年に49歳で死亡した島谷和則さん。判決によると、島谷さんは市環境事業所に勤務し、約1万棟の建物が全半壊した1995年1月の阪神大震災後、96年3月まで、震災で出たがれきの収集・運搬に当たった。12年に腹膜中皮腫が見つかり「腹膜中皮腫になったのは、阪神大震災でがれき処理作業に従事したためだ」などとして公務災害の認定を請求した。しかし、公務との関係が明らかではないと判断されて認められず…

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