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詩人の思いに画家が応え共作した絵本 「じべた」を刊行

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絵本「じべた」の一ページ=福岡市で2021年3月9日午後8時34分、上村里花撮影
絵本「じべた」の一ページ=福岡市で2021年3月9日午後8時34分、上村里花撮影

 皆さん、じべた(地べた=大地)の存在を忘れていませんか――。各地で災害が相次ぎ、新型コロナウイルスの脅威が世界を覆う中、詩人と画家の気持ちが響き合って1冊の絵本が生まれた。3月11日発行の「じべた」(橙(だいだい)書店)。詩人、谷川俊太郎さん(89)の「黒田(征太郎)さんと絵本を作りたいな」という一言から始まった企画。詩人の思いに、北九州市在住の画家、黒田征太郎さん(82)が応えた。

 <じべたはおおむかしからじべたです>で始まる絵本の主役はもちろん「じべた」。時に空をうらやましがったり、花を咲かせたりする。大雨が来て、みんな流されても<じべたはながされません>。でも、そんなじべたに機械がやって来て、大きな穴を掘ったり、高いビルを建てたりし、じべたは隠れてしまう――。

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