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第94回センバツ高校野球

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センバツ甲子園 福大大濠、延長戦制し8強 /福岡

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ベスト8進出を決め、アルプス席へ駆け出す福大大濠の選手たち 拡大
ベスト8進出を決め、アルプス席へ駆け出す福大大濠の選手たち

 第93回選抜高校野球大会第7日の26日、2回戦に臨んだ福大大濠は、初出場で21世紀枠の具志川商(沖縄)と対戦、8―4で延長戦を制しベスト8に進出した。具志川商とは昨秋の九州地区大会準々決勝でも対戦し勝利した相手。試合は得点しては追いつかれる緊迫した流れで延長十一回、松尾(3年)の勝ち越し本塁打などで一挙4点を奪い突き放した。準々決勝は第9日の28日第2試合(午前11時10分開始予定)で東海大相模(神奈川)と対戦する。【大坪菜々美、中島昭浩】

 4―4のまま延長戦に突入し、三塁側アルプス席では約260人の保護者や生徒がゲームの行方を固唾(かたず)をのんで見守った。十回裏2死走者なしで左腕エースの毛利(3年)は死球を与えた。毛利は2年の馬場に「任せた」と135球でマウンドを託す。捕手・川上が一塁走者を刺した。アルプス席で応援していた馬場の母陽子さん(44)は「なんとか抑えてくれた」と胸をなでおろした。

 十一回。先頭打者の松尾が左翼席に勝ち越し本塁打を放ち、アルプス席のボルテージは一気に上がった。本人も「ずっと毛利が踏ん張っていたので1点入って良かった」。四球と犠打などで1死三塁から、今試合無安打だった友納(2年)が「なんとしても1本とってやる」と適時打を放ち1点追加。さらに敵失と連続適時打で2点追加した。

 十一回裏2死一、二塁、馬場が三振を奪いゲームセット。終了のサイレンがなるとアルプス席は、大拍手に包まれた。

次も「破天荒」なプレーを 川上陸斗捕手(3年)

川上陸斗捕手
川上陸斗捕手

 「盗塁してきたら絶対に刺すぞという気持ちで試合に挑んだ」。十回2死で盗塁を狙う具志川商の一塁走者を阻み、3度盗塁を阻止した。指揮官も「ビッグプレー」とたたえる仕事ぶりだった。

 4年前にセンバツで8強に入った福大大濠の古賀悠斗捕手の「捕球してから投げるまでの動きの素早さ、フットワークを参考にしている」と話す。

 5人兄弟の末っ子。野球をしていた9歳年上の長男の影響で約1歳半からボールやバットに触れてきた。母富美さんは「甘えっ子で野球ばかなんです」とほほえむ。熊本から福大大濠に入学して寮生活を始め今はチームの司令塔。「指示をするよりまずは自分が行動する」がモットーで、主将の川本も「プレー中の川上はすごい」と舌を巻く。

 「自分たちの目標は先輩たちを超えてベスト8以上に行くこと。次が勝負」と前を見据える。自身が好きな言葉「破天荒」なプレーを次も見せるつもりだ。【大坪菜々美】

新聞部、熱戦伝える

 ○…福大大濠のアルプススタンドでは新聞部の3人が熱戦を伝えようと執筆・編集作業に汗を流した。編集リーダー、中川慶太さん(3年)は「親しみを持てる紙面を作りたい」と意気込む。光井真開さん(2年)はカメラを構え「クラスメートの活躍を逃さず伝えたい」。瀬戸清礼さん(同)は「コロナ禍で来場できなかった人にも臨場感と喜びを分かち合えたら」と語った。完成した記事は同校ホームページ内の「部活動レポート」に掲載され、翌日校内にも掲示される。


 ▽2回戦

福大大濠

  11010100004=8

  10200100000=4

具志川商

 (延長十一回)

〔福岡都市圏版〕

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