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科学取材の経験が豊富な青野由利専門編集委員のコラム。

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現代人の虫嫌い=青野由利

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 近所の畑や庭先でモンシロチョウを見かけるようになった。桜の開花は平年より早いが、チョウはどうだろう。

 気象庁の「生物季節観測」でモンシロチョウ初見の2020年までの平年値を見ると、鹿児島で3月3日、横浜で4月6日、札幌で5月4日。

 だが、残念。今年の初見はわからない。気象庁が観測対象を大幅に縮小したからだ。

 昨年までは植物34種目、鳥や昆虫など23種目の動物をみていた。それが今年からは、桜の開花と満開、イチョウの黄葉と落葉など植物の6種目9現象を残し、後は廃止に。ウグイスやヒグラシの初鳴き、ツバメやキアゲハ、ホタルの初見もなくなってしまった。

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