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コロナで変わる世界

盲ろうの大学教授が危険を指摘するリモート礼賛という風潮

福島智・東京大教授=東京都目黒区で2021年3月3日、遠藤大志撮影
福島智・東京大教授=東京都目黒区で2021年3月3日、遠藤大志撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でコミュニケーションの「オンライン化」が進む中、視覚と聴覚の両方に障害がある「盲ろう者」は現状をどのように捉えているのだろうか。盲ろう者として世界で初めて大学教授となった東京大先端科学技術研究センターの福島智(さとし)教授(バリアフリー研究)に話を聞いた。【遠藤大志】

 ――コロナ禍以降、生活はどのように変わりましたか。

 ◆大学の授業や会議がほぼリモートになり、他者との関係が変化した。学生との距離も広がった。精神的にはうつ方向に圧力がかかっている。マスクをすることも肉体的に負担になっている。盲ろう者が持っているのは味覚、嗅覚、触覚の三つ。街を歩いていても木々や風の香り、飲食店から漂ってくるにおいが感じられない。口の周りの皮膚感覚がなくなり、空気の感触も分からない。私は盲ろう者なのに、そのうえさらに感覚が制限されている状態だ。

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