羽生結弦、まさかの3位 軍神に思い込めた頂点逃す 世界フィギュア

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【フィギュアスケート世界選手権】男子フリーで演技する羽生結弦=ストックホルムで2021年3月27日、AP
【フィギュアスケート世界選手権】男子フリーで演技する羽生結弦=ストックホルムで2021年3月27日、AP

 来年の北京冬季五輪の国・地域別の出場枠を懸けたフィギュアスケートの世界選手権は第4日の27日、ストックホルムで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)の4年ぶり3回目の優勝はならなかった。

 4年ぶりとなる世界の頂に挑んだ羽生が見た景色は、過去とは異なっていた。新型コロナウイルスの感染防止のため、観客のいないスタンド、マスク姿の関係者、制限された行動。「当たり前」を失った社会に対し「この世の中に対してメッセージのあるものにできたら」。その一心で羽生は琴やびわの音色に合わせ、軍神・上杉謙信の世界を表現した。

 これまでは勝利への渇望を口にしてきた。直近のネーサン・チェン(米国)との対決に敗れた2019年グランプリ(GP)ファイナル(イタリア・トリノ)の後もそうだ。25歳の誕生日を迎えての抱負を聞くと、開口一番「勝ちます」と答えた。それが今大会では取材に、「勝ちたい」や「優勝」という言葉は聞かれなかった。

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