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聖火と私

栃木/下 最高齢、歩ける姿を見て 箱石シツイさん(104) /栃木

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聖火リレー当日に履く白いスニーカーで歩く箱石さん=栃木県那珂川町谷川で2021年3月24日、渡辺佳奈子撮影
聖火リレー当日に履く白いスニーカーで歩く箱石さん=栃木県那珂川町谷川で2021年3月24日、渡辺佳奈子撮影

 「最初は運動会みたいな気持ちで考えてましたけどね。今になったら『ドスッ』と重く感じて、夜もあれやこれやと考えちゃう。歩く練習とか、懸命にいろいろやっていますよ」。28日に那須烏山市を走る現役理容師の箱石シツイさん。県内の聖火ランナーでは最高齢の104歳だ。

 旧馬頭町(現那珂川町)で生まれた。14歳で理容師の修業のために上京。22歳で結婚し、2人の子どもに恵まれた。夫と2人で東京の下落合(現新宿区)で理容室を営んでいたが、太平洋戦争が始まり、店は空襲で焼けた。出征した夫は帰らぬ人となった。

 一時は死を考えたこともあった。そのとき思い出したのが、戦地に向かう夫から託された「子どもたちの面倒をよく見てほしい」という言葉だった。疎開中だった故郷で「理容ハコイシ」を開店。それからずっと1席だけの店で、ハサミを握ってきた。

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