神戸・精神科病院、性的虐待 入院の息子に虐待なぜ(その1) 説明なく母、不信感

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 「精神科に入院する息子は職員から性的被害を受けていました。でも、まだ病院から個別の説明や謝罪がありません」。神戸市郊外の住宅街で2021年1月、取材に応じた50代の女性はそう話した。警察の捜査を受けて病院が問題を把握してから1年が経過していた。

 神戸市西区の精神科病院「神出(かんで)病院」では20年3月、看護師ら6人による入院患者への性的虐待が発覚。トイレで水をかける暴行や患者同士で無理やりキスをさせるなどの行為が繰り返され、準強制わいせつや暴行などの罪で起訴された6人全員の有罪判決が同年10月までに確定した。

 だが、息子が被害に遭った女性は今も「なぜそんなことが起きたのか」という疑問を抱え続けている。病院が実施したとする「虐待調査」の結果はいまだ明らかにされず、再発防止策も示されていない。

この記事は有料記事です。

残り791文字(全文1142文字)

あわせて読みたい

注目の特集