特集

LGBT

性別にとらわれず自分らしく生きるために、声を上げる人たちが増えています。当事者の思いや社会の課題を追います。

特集一覧

LGBTQと性暴力

「弱み」狙われる性的少数者たち 当事者が訴える「命の問題」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
性暴力被害について取材に応じた浅沼智也さん=東京都内で2021年2月26日、丸山博撮影
性暴力被害について取材に応じた浅沼智也さん=東京都内で2021年2月26日、丸山博撮影

 「性的マイノリティーに対して偏見に基づく不当な取り扱いをしない」。これは2017年、刑法の性犯罪に関する条項が改正された際の、付帯決議の文言だ。制定以来110年ぶりとなる改正では、LGBTQなどの性的少数者が受けてきた偏見への反省から、「被害の相談、捜査、公判のあらゆる過程において」性的少数者を正当に扱うことが強調された。改正から4年。再改正の議論も始まる中、決議がうたった理念はどこまで実現したのか。被害当事者や専門家の証言から、置き去りにされがちな性的少数者の性暴力被害の現状について、前後編2回でお伝えする。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

 ※この記事には、性暴力に関する具体的な記述があります。

警察も支援団体も……相次ぐ屈辱

 待ち合わせに現れた男性は、優しそうな雰囲気の人だった。だから安心してホテルに向かった。それなのに――。

この記事は有料記事です。

残り4184文字(全文4558文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集