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県内の特産として知られる貝ボタンの加工技術を活用し、ボタン製造業の「満福」(大和高田市)が緻密な細工を施した貝のアクセサリーを販売している。0・01ミリ単位の細かい紋様が光の反射で七色に輝く様子は中東・パレスチナの特産品「ベツレヘムパール」を思わせる風合い。これまでネット販売のみだったが、今後は土産品として博物館などにも売り込んでいく。
県内では明治時代末期、農閑期の副業として輸入した真珠母貝の一種「蝶貝」を使った貝ボタンの製造が普及。主流が樹脂ボタンに移った現在も、日本一の産地とされる川西町など多くの地域で貝ボタン業者が残る。満福の南本利篤代表(60)も大和高田市内の実家がボタンメーカーで、3兄弟それぞれがボタン製造業者として独立したという。
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