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第94回センバツ高校野球

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センバツ甲子園 福大大濠、4強の壁 スタンドからは惜しみない拍手 /福岡

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ベスト4進出を果たせず、肩を落とす福大大濠の選手たち=猪飼健史撮影
ベスト4進出を果たせず、肩を落とす福大大濠の選手たち=猪飼健史撮影

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)第9日の29日、福大大濠は準々決勝第2試合で東海大相模(神奈川)と対戦した。2年生右腕の馬場から左腕エース・毛利(3年)に継投するも、春夏計4回の優勝を誇る相手打線に14安打を許し0―8で敗れた。春夏チーム最高成績8強は越えられなかったが、最後まで諦めない福大大濠の懸命なプレーに、アルプス席から惜しみない拍手が送られた。【大坪菜々美、林みづき】

 先発投手は、2回戦で救援した2年生の馬場。「後ろに毛利さんがいるので全力でしっかり投げる」との思いで登板したが、一回に連打を浴び先制を許す。追いつきたい福大大濠は一回1死で友納(2年)、山下恭(同)と連続安打を放つが、川上(3年)が併殺で打ち取られ反撃の芽をつまれた。

 馬場は二回1死二塁で左翼に本塁打を放たれるなどし、2点を追加されたところで毛利と交代。毛利はさらに2点を許す嫌な展開に。母洋美さん(50)は「雨で1日空いた分、立ち上がりは悪くない。やりきってほしい」と見守る。六回1死で毛利が中前打を放ち出塁。2死二塁で友納が打席に。ファウルで粘りを見せるも三振し、得点はならなかった。

 後半、毛利は相手打線を3者凡退に抑える粘りをみせたが、流れを引き寄せることなく終了した。試合後、アルプス席に一礼した福大大濠のナイン。拍手が響くなか主将の川本は涙を2、3度拭いグラウンドを後にした。

21人ごみ拾い部隊

 ○…試合終了後のアルプススタンドでは、福大大濠生徒会の21人がごみ拾い部隊に早変わり。応援用のメガホンをごみ袋に持ち替え、スタンドに落ちたカップなど約3袋分のごみを拾い集めた。前回出場した第89回大会から続く活動といい、整備委員長の古賀大督さん(3年)は「意外と大きいごみも落ちている。使った後は使う前よりきれいにしたい」。

夏に雪辱誓う 福沢雄太選手(2年)

福沢雄太選手
福沢雄太選手

 センバツでは初の先発、6番打者で打席に立ったが無安打に終わった。昨秋は全11試合で先発し、打率4割6分9厘でチームトップ。センバツでも期待されていたが初戦の2日前に左太もも裏を肉離れした。「とても苦しかった」

 入学したころは捕手を目指していた。昨年8月ごろ八木啓伸監督から一塁手を勧められ、練習に励んだ。内野班長の森辺(3年)に疑問があれば積極的に聞き、秋はベンチ入りして活躍した。センバツでは「下位打線を打たせてもらっている。チームに貢献したい」と意気込んでいたが「冬やったことが出し切れていなかった」と悔しさをにじませる。

 それでも2回戦は途中出場して犠飛で打点を挙げるなど役割は果たした。八木監督は「もともとレギュラーで秋はやっていたからこのタイミングで起用した」と話す。「どんな投手でも打ち崩せるような打撃を身につけ夏に戻ってきたい」。6番打者としての雪辱を誓った。【大坪菜々美】


 ▽準々決勝

東海大相模

  241000010=8

  000000000=0

福大大濠

〔福岡都市圏版〕

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