生活保護減額、合憲 最低限度の生活「下回らず」 札幌地裁判決

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判決を受けて「不当判決」などと書かれた紙を掲げる原告側の弁護士=札幌市中央区で2021年3月29日午後2時29分、貝塚太一撮影
判決を受けて「不当判決」などと書かれた紙を掲げる原告側の弁護士=札幌市中央区で2021年3月29日午後2時29分、貝塚太一撮影

 生活保護費の引き下げは「生存権」を保障した憲法25条などに違反するとして、北海道の受給者131人が道や札幌市など各自治体に減額決定の取り消しを求めた訴訟の判決で、札幌地裁は29日、違憲性を否定し、請求を棄却した。武部知子裁判長は、引き下げを決めた厚生労働相の判断について「裁量権の逸脱や乱用があるとはいえない」と述べた。全国29地裁に起こされた30件の同種訴訟で3件目の判決で、憲法適合性の判断は初めて。

 1件目の名古屋地裁判決(2020年6月)は請求を棄却したが、2件目の大阪地裁判決(21年2月)が「厚労相の判断に裁量権の逸脱、乱用がある」として生活保護法に違反すると判断し、3件目の判決が注目された。名古屋、大阪地裁判決はともに憲法判断には踏み込んでいなかった。

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