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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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ミャンマー国軍弾圧、死者500人超 際立つ残虐性、子どもも犠牲

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治安部隊との衝突で死亡した男性のひつぎを運ぶ市民ら=ミャンマー・ヤンゴンで3月29日、AP
治安部隊との衝突で死亡した男性のひつぎを運ぶ市民ら=ミャンマー・ヤンゴンで3月29日、AP

 治安部隊が抗議デモの参加者を弾圧しているミャンマーでは29日、2月のクーデター発生以降に殺された国民が500人を超えたことが判明した。114人が犠牲になった27日以降も弾圧が続き、子どもの犠牲者が相次ぐなど残虐性が際立ってきている。

 人権団体「政治犯支援協会」は29日、国軍の弾圧による死者が510人になったと明らかにした。29日には最大都市ヤンゴンで抗議デモ隊が設けたバリケードが手投げ弾などで破壊され、少なくとも8人が死亡した。中部タウンジーでも犠牲者の葬列に向けて治安部隊が発砲しており、全土で14人が殺害された。

 国軍記念日の27日は各地で抗議デモが起きたが、治安部隊が容赦なく弾圧した。オンラインメディア「ミャンマーナウ」などによると、114人にのぼる犠牲者の中には、少なくとも11人の未成年者が含まれていた。彼らの多くは抗議デモとは直接関係なく、自宅や戸外で遊んでいるところを治安部隊に射殺されたと伝えている。

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