自筆の絵を売ってコメ購入、一人親家庭支援に　水戸のスナック経営者が配布会

　コロナ禍で苦しむ一人親家庭を支援しようと２８日、水戸市の県総合福祉会館でコメ配布会が開かれた。準備されたのは、市内の男性が自筆の絵画を売って購入したコメなど１３０人分。訪れた親子は、笑顔でコメやお菓子を受け取っていた。

　発起人は水戸市泉町で４３年にわたってスナックを経営する忠文夫さん（６２）。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で職を失うなど、一人親世帯の家計が苦しいことを知り、茨城県社会福祉協議会などに声を掛けて配布会を企画した。楽しくやり取りできるよう、子どもが描いた絵と交換して手渡す仕組みを採用。子どもの絵は４月４日まで、同館１階ギャラリーで…