相撲博士が語る照ノ富士「史上最大の復活劇」の謎 強さの秘密は

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貴景勝(手前)を押し出しで破る照ノ富士=東京・両国国技館で2021年3月28日、西夏生撮影
貴景勝(手前)を押し出しで破る照ノ富士=東京・両国国技館で2021年3月28日、西夏生撮影

 大相撲の関脇・照ノ富士が31日、2度目の大関昇進を果たす。一時は序二段まで番付を落とした29歳を苦しめたのは、靱帯(じんたい)や半月板の損傷など両膝のけがだ。日体大相撲部のコーチ、監督として元関脇・嘉風(現中村親方)や幕内・妙義龍らを育てた斎藤一雄教授(運動方法学)は、春場所で優勝した照ノ富士の姿を「膝がだいぶ曲がっている」と評価する。医学博士の観点から力士の取り口を研究する「相撲博士」が見た、史上最大のカムバック劇とは――。

【聞き手・岩壁峻】

 分厚いサポーターで覆ってはいましたが、照ノ富士関の手負いの膝がよく曲がっているように見えたのは、周辺の筋力が付いたからでしょう。体がどれだけ大きくなっても、関節の動きを支える靱帯は太くはなりません。大切なのは、その関節にまたがって付いている筋肉を鍛えること。常に筋力トレーニングを欠かさなかったことで、…

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