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コロナ禍を生き残れ 旅行、ホテル業界が模索 企業研修や新プラン

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新入社員や中間管理職向けの研修事業を売り込んでいるフリープラスの宮澤沙織さん(左端)=大阪市北区で2021年3月25日、高瀬浩平撮影
新入社員や中間管理職向けの研修事業を売り込んでいるフリープラスの宮澤沙織さん(左端)=大阪市北区で2021年3月25日、高瀬浩平撮影

 新型コロナウイルスの影響が長期化し、インバウンド(訪日外国人客)の需要がほぼ消えたままの旅行・ホテル業界では、新たな収益源を確保する動きが活発だ。旅行会社が企業向けの研修事業を始めたり、都心の高級ホテルが1カ月間滞在できるプランを提供したり。持てる経営資源を有効に生かそうと各社が知恵を絞っている。

インバウンドで年商50億円 ほぼ消失

 研修事業の外販を始めたのは大阪市北区のインバウンド向けの旅行会社「フリープラス」。2016年度から社内向けに実施していた「アウトドアプログラム」を商品化し、既に7社からの受注に成功した。

 同社は19年12月期決算で売上高が過去最高の約50億円となったが、コロナ禍でインバウンド関連の収入がほぼ消失。20年11月から新たな収益源の一つとして研修事業に乗り出した。民間機関による「働きがいのある会社ランキング」で受賞歴があり、従業員のやる気を高めるノウハウを生かすことにした。

 プログラムは大阪府箕面市内で開催。5~8人のチームに分かれ、路面などに書かれた矢印を手がかりに街や山を進み、ゴールを目指す。スマートフォンや地図は持たず、メンバーだけが頼り。途中には複数の「関所」があり、与えられた課題を解決しながら突破する。非日常の環境で個人やチームの能力を引き出すことが狙いで、新卒・新入社員▽既存社員▽ミドル層(中間管理職)――を対象に、それぞれ顧客に合わせて設定を変えることができる。

 受注した7社については緊急事態宣言の発令で一部の実施が延期されているが、21年1月以降は経営者向けの体験会も開催。研修事業の責任者を務める宮澤沙織さん(31)は「インバ…

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