照ノ富士の大関復帰で注目 最初の再昇進・魁傑ってどんな力士?

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魁傑(中央)に祝い酒をつぐ花籠親方(右)と横綱・輪島=花籠部屋で
魁傑(中央)に祝い酒をつぐ花籠親方(右)と横綱・輪島=花籠部屋で

 「史上最大の復活劇」と呼ばれる大相撲・照ノ富士の大関再昇進で注目を集める力士がいる。44年前、大関から平幕に陥落後、特例を経ずに大関に再び昇進した最初の大関・魁傑だ。「クリーン魁傑」と呼ばれた誠実な人柄と、決してあきらめない不屈の精神力ではい上がった努力家は、後に日本相撲協会理事長として野球賭博や八百長問題の難局を乗り切ったすご腕だった。

 山口県出身の魁傑は、柔道部に在籍していた日大を中退して花籠部屋に入門。1966年秋場所初土俵から番付を上げ、小結だった74年九州場所で初優勝し、75年初場所後に大関に昇進した。

 けがもあり、カド番だった75年九州場所で負け越し。負けが続いても、「休場は試合放棄」と誠実に出場を続けたゆえの陥落だった。

 しかし、関脇に陥落した翌76年初場所では、…

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