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「盛り上げ」と「感染対策」両立にジレンマ 聖火リレー1週間

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予約制の出発式に入れず、ランナーを待つ見物客。人垣が二重になるなど一部で密集が見られた=栃木県足利市田所町で2021年3月28日午前8時36分、太田穣撮影
予約制の出発式に入れず、ランナーを待つ見物客。人垣が二重になるなど一部で密集が見られた=栃木県足利市田所町で2021年3月28日午前8時36分、太田穣撮影

 東京オリンピックの聖火リレーは、4月1日でスタートから1週間がたつ。栃木県では組織委員会も認める「密集」が発生し、あらかじめイベントや沿道での観覧を規制する自治体も出てきた。「大会機運の盛り上げと感染対策の両立」というジレンマを抱えたまま、聖火は来週、人口密集地の愛知県に入る。

 3月28日午前9時20分ごろ、栃木県足利市の陸上競技場前。聖火ランナーが姿を現すと、約200人の観衆がコース柵に詰め寄った。聖火を一目見ようと二重、三重に人垣ができる。この日は県内の第1走者でタレントの勝俣州和さんを目当てに多くの人が来場していた。しかし、事前予約制だったため、競技場内に入れなかった人が出口付近に集まっていた。「密集状態になっています。分散してください」。警備スタッフが注意を呼びかけたが、効果は見られなかった。

 組織委は夜の記者会見で同所において「避けなければならない密状態が発生した」との認識を示した。25日に福島県でスタートして以来、聖火が通過する各所で人だかりができていたが、組織委が認めたのは初めてだった。

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