那須雪崩事故4年 「息子が見た光景を」 真相求め 被害者の父、3Dで再現 /栃木

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雪崩事故当時の様子を再現したソフト「Nasu3D」を操作する奥勝さん=栃木県さくら市内で2021年3月18日、玉井滉大撮影
雪崩事故当時の様子を再現したソフト「Nasu3D」を操作する奥勝さん=栃木県さくら市内で2021年3月18日、玉井滉大撮影

 那須町の茶臼岳で2017年3月、登山講習会に参加していた県立大田原高山岳部員の生徒ら8人が死亡した雪崩事故は3月27日で発生から4年となった。同校1年だった奥公輝(まさき)さん(当時16歳)を亡くした父勝さん(49)は2月、当時の事故現場の状況を再現したソフト「Nasu3D」を制作した。「あのとき公輝が見たのはどんな光景だったのか」。事故の真相を知ってもらうきっかけになればと、共同代表を務める「那須雪崩事故遺族・被害者の会」のホームページ(HP)で公開している。【玉井滉大】

 斜面に向かって一筋に伸びるピンク色の光。ソフトには、亡くなった山岳部員や教諭8人らからなる「1班」があの日、歩いたルートが示されている。「天狗(てんぐ)の鼻」と呼ばれる岩を目指して斜面を登っている途中で雪崩が起き、雪の塊が川のように二手に分かれて下って行く様子も再現した。奥さんは「ソフトを作り、どうしてこんなところに行ってしまったのかという思いがより強くなった」と無念さをにじませる。

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