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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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「屈辱」晴らす外交攻勢=坂東賢治

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 冷戦後の米中関係の中で、中国が「屈辱」を感じている事件がいくつかある。1993年の「銀河号」事件もその一つだ。

 遼寧省大連港からイランに向かっていた貨物船「銀河号」に化学兵器の原料が搭載されていると米政府が主張し、臨検を求めた。

 中国は当初拒否したが、最終的にサウジアラビアの港で同国と米中の三者による積み荷検査が実施された。結局、何も発見されず、中国側は米政府に公開謝罪と賠償を求めたものの、米国は情報は正しかったとどちらも拒否した。

 99年には旧ユーゴスラビアに対する北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆の最中、ベオグラード中国大使館が「誤爆」される事件が起きた。米軍機のミサイル攻撃で大使館にいた中国人記者3人が死亡し、北京では反米デモが起きた。

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