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サービス業どう生き残る ブライダルの模索から読み解く日銀短観

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「フォトウエディング」の撮影をする佐古大地さん、麻結さん夫婦=大阪市西区で2021年3月26日、久保玲撮影
「フォトウエディング」の撮影をする佐古大地さん、麻結さん夫婦=大阪市西区で2021年3月26日、久保玲撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大から1年が経過し、一時は大きく落ち込んだ日本経済は全体として持ち直しつつある。ただ、外出自粛や接触制限の影響を今も受ける対面サービス業は、回復の動きから置き去りにされている。模索を続けるブライダル業界の現状から1日に日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)を読み解いた。

フォトウエディング「新鮮で面白かった」

 大阪市西区の撮影スタジオで3月下旬、タキシード姿の佐古大地さん(28)と、純白のウエディングドレスを身にまとった妻麻結(まゆ)さん(26)が見つめ合っていた。室内にシャッター音が響き、笑顔の2人の晴れ姿をカメラに収める。コロナ禍では難しい挙式の代わりに晴れ姿を写真で残す「フォトウエディング」というサービスだ。

 2人は2020年3月にイタリアでの挙式と、帰国後に結婚報告を兼ねたパーティーを計画していたが、いずれも断念。「せめて今の自分たちの姿を残したい」と、このサービスを申し込んだ。1時間半にわたる撮影を終えると、2人は「新鮮で面白かった。かなり満足です」と晴れやかな表情で語った。

 コロナ禍で「自分たちの大切な招待客を感染させるわけにはいかない」と、挙式や披露宴の開催に慎重になったカップルは多い。業界団体の日本ブライダル文化振興協会の推計によると、20年度の市場規模は前年度比7割減の約4500億円に縮小。累計約28万組がキャンセルや延期に追い込まれた。式場や披露宴会場の稼働率は大幅に落ち、人気だった海外挙式は開催自体が難しくなった。

 もともとブライダル業界は、施設維持のため管理費や人件費などの固定費負担が…

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