5Gスマホ「買うの早すぎた…」の声 ユーザー満足度に三つの壁

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スマートフォンの通信速度を簡易計測できるアプリ=福岡市中央区の福岡市役所で2021年2月、石田宗久撮影
スマートフォンの通信速度を簡易計測できるアプリ=福岡市中央区の福岡市役所で2021年2月、石田宗久撮影

 第5世代通信規格「5G」対応のスマートフォンが市場に投入されて1年がたった。これまでの4Gスマホと比べて通信速度・容量が飛躍的に向上し「生活が一変する」とまで言われた。しかし、実際に購入した一般ユーザーからは「メリットを感じない。買うのが早すぎた」と不満の声も漏れる。最新技術に通信基盤やコンテンツが追いついていないのが理由だが、いつになったら買い時なのか。

 「すごいスマホだと宣伝していたのに、料金が高いだけで何もいいことはなかった」。福岡市の20代女性は悔しさを隠さない。2020年10月、お気に入りのメーカーが5G対応の最新スマホを発売した初日、4Gスマホから買い替えた。しかし、自宅は福岡市の中心部に近いのに5Gサービスのエリア外。普段はスマホで動画や音楽配信、オンラインゲームなどを楽しんでいるが、5Gエリア内で使ってみても高速大容量通信のメリットを感じられなかった。「私のように最初に飛びついてしまった友達もいるが、後悔している。今は新たに5Gに切り替えようという友達はいない」ときっぱり。

 5Gは、世代を意味する英語の「Generation(ジェネレーション)」に由来する。4Gと比べて通信速度は100倍、通信容量が1000倍で、電波が伝わる際の遅れは10分の1。これらは自動車や建設機械の自動運転、遠隔医療、大規模農業などさまざまな分野に道を開く画期的な技術として期待されている。一般ユーザーにとっては…

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